我が国の下水道管渠の総敷設延長は平成16年度末で約37万kmにもおよび、その一方で法定耐用年数50年を超える老朽化した下水道施設が年々増加し、下水道管渠では老朽化に伴い管渠の破損による道路陥没事故も増えてきています。
上記のことから市街地における老朽管渠のメンテナンスをする必要があり、敷設替えを行う必要があっても、地下埋設物や道路の交通事情や建物への影響等、地上の制約条件が敷設当時に比べ厳しくなっており、従来の開削工法による管渠の敷設替えが困難になっています。
また、既設管渠は既に供用されており、老朽管渠の敷設替えを行うにあたり、環境面、作業者の安全面の確保をするため、より過酷な施工条件も多々あり、新設管敷設工事に比べより厳しい施工条件を克服ができる新技術が求められております。
アイエムリバース工法はそれらの厳しい施工条件において老朽化した管渠を供用を停止させずに非開削で新しい管に敷設替えする工法です。 |